2008年5月
花木 病害虫の新芽が旺盛に伸びる時期ですが、同時に病害虫の発生も多くなります。ツバキ・サザンカなどのチャドクガ、サクラやウメ、スモモなどにアメリカシロヒトリなどの毛虫が発生したら、なるべく発生の初期に見つけて対処しましょう。孵化直後の葉にまとまっているときなら葉ごと切り取り、拡がってしまった場合は、スミチオンやトレボンなどの殺虫剤を散布します。
 ウメなどで新葉が丸まってきているのは、アブラムシによる被害です。スミチオンかオルトランを散布しましょう(アブラムシを退治しても葉は元に戻らないが、被害が広がらない)。
 アブラムシがいない場合は、縮葉病(モモやリンゴなど)の可能性があります。この場合は、オーソサイドかダイファーの散布です。発病した葉や幼果は摘み取り、落葉も除去します。冬季に石灰硫黄合剤の散布をすると予防効果があります。
鉢物 戸外に出した、花鉢物や観葉植物の生育はいかがですか。室内においていたときとは土の乾き方が違ってきますから、水やりには注意しましょう。水やりは、鉢土の表面が乾いてきてからおこなうのが基本です。時期的に、ポインセチアの挿し芽、クンシランの植え替えの適期です
花壇 晴れが続き気温も高い年は、パンジーやロベリアなど春 の花が長持ちしません。こうした年は、春花壇は早 めにあきらめて、夏花壇に模様替えをしましょう。サルビアやマリーゴールド、 サフィニアなどの植え頃です。花壇や鉢植えのユリが芽を出してきたら、アブ ラムシ予防にダイシストンやオルトラン粒剤などの散布をし、有機配合肥料を 大さじ2杯くらい追肥しましょう。雨が多くなると、外に出にくくなりますね。でも草花類やバラなどには、アブラムシやヨトウムシ類などの害虫類、うどんこ病や灰色かび病などの病気が多い時期ですから、雨がやんだときに見回りが欠かせません。
菜園 そろそろ、早めに植えたキュウリやナス、ピーマン、トマトなど果菜類の収穫が始まるころです。ただ、最初の2、3果は熟させずに若もぎしてやると、株の負担が少なくなり、その後の生育が順調で、収穫が多く楽しめるようになります。
植えつけは、ニガウリ、オクラ、夏キュウリ(ポット苗)、種子では、エンツァイやモロヘイヤ、ツルムラサキなど暖地性種がまき時です

■植物の大敵!! アブラムシを退治しよう
庭木類に薬剤散布

芽吹いてきた新緑は軟らかく、油断するとアブラムシにたかられてしまいます。
特にウメ、サクラ、バラ、モミジ・カエデ類、ツバキ・サザンカ、シャクナゲなどは気をつけましょう。  

アブラムシ類は農薬には弱いので、大体の殺虫剤で退治できますが、1度散布して退治しても、
すぐに風に乗って新しい虫がやってきます。やはり、長期間薬効が持続する(1度散布すれば3週間くらいもつ)
浸透移行性の殺虫剤(オルトランやモスピランなど)の散布が効率的です。  
なお、ウメやモミジ・カエデ類は薬に弱く、薬害を起こしやすいですから、
葉が固まるまで待ってから散布するようにしましょう。初めての種類の農薬を使うときは、
テスト的に1枝程度に散布をして、
異常がないことを確認して本格的に使うようにすると安心です。
また、薬剤散布は風がない日の、気温の低い朝のうちに行なうようにしましょう。  

バラは病害虫の多い植物です。芽出しから週に1回、
殺虫剤(スミチオンなど)と殺菌剤(ダコニールなど)を混合散布します。