2008年3月
花木 気の早いジンチョウゲが咲き出してもいるでしょう。寒肥や冬の薬剤散布を済まされていない方は、早めに行なうようにしましょう。また、植木を植えられる時期にもなってきています。
よい庭木の選び方と植え方
彼岸を中心に、各地で植木市が開かれ、ガーデンセンターなどでも売出しが行われます。
落葉果樹や花木は、冬から彼岸頃までが植え付けの時期なのです。植え付けは早めに行なったほうがよさそうです。 ツバキやボタン、バラ、フジ、ツツジ・シャクナゲ類などでは、鉢植えの物を購入し、花が終わったら、庭に植えるようにしてもよいでしょう。  花木・庭木を入手するときは、なるべく早めに出向いてよい木を選ぶこと。品種ものは花を確認してから選ぶようにすると、トラブルを避けることができます。
枝ぶりだけでなく、幹の模様や根の張り具合も大切です。しっかりと確かめましょう。  なお、ツバキなど、何年か鉢植えにしていたものを庭に下ろすときは、根が鉢いっぱいに回って、固く締まっていることがあります。こうした場合は、箸などで突いて土を落とし、根をよくほぐしてから植えるようにします。この際、多少根が切れてもかまいませんが、その分、枝も多少(1/4くらい)切り落としてバランスをとります。  
なお、1本立ての果樹苗は、幹を4、50センチに切り詰め、支柱を立てて植えつけます。
鉢物 日が長くなるにつれ、お店に並べられる種類も多くなります。プリムラ類は数が多くなると共に値段も安くなり、寄せ植え用にまとめがいしてもよいですね。また、本来は露地で咲く、秋植え球根類や白花のシジミバナやコデマリ、鮮青色や赤色のアジサイなどの木物は、温室で促成させたものです。寒風に弱くなっていますから、夜間は室内にとりいれましょう
花壇 日の光が強くなるにつれ、花壇の草花も徐々に株のボリュームが大きくなります。隣の株と葉が接するようになったら注意信号。油断をすると、葉や枝が交差したりして、蒸れて枝枯れを起こすことがあります。茂りすぎたところは早めに枝を元から整理してやると、枝の更新にもなり、花数も増えてきます。
菜園 ジャガイモの植え付けの時期です。購入して冷暗所で保管してあった種イモを植えつけましょう。これから購入する場合は、まだ芽が動いていない中くらいの大きさの種イモを選びます。 霜が降りている間は、露地では種まきはできません。この時期もビニルトンネルを利用した種まきになります。ニンジン、コマツナ、カブ、ダイコンなどは今の時期からビニルハウスで種子がまけます。 3月上中旬からホウレンソウ、カブ、コマツナは露地で、ネギ、パセリはトンネルでまきます。パセリは本葉1、2枚で移植しましょう。 
ハーブでは、ミント類、レモンバーム、タイム類、ロケット、チャービルの種子がまけます。平鉢でまき、風の当らない日溜りで管理します。遅霜の心配があるときは室内や軒下に取りこみましょう。  種子まきは苦手という方は、苗から始めるのがよいですね。
野菜苗は、双葉が黄化せずしっかりついているものを選びましょう。ハーブ苗も種子からの場合は同様です。
なお、野菜苗もハーブ苗も遅霜の恐れがなくなってから定植します。

暖かくなるにつれ、害虫類が出始めます。アブラムシが出たら、少ないときは手でつぶし、多いようでしたら、生の牛乳をスプレーしてやりましょう(2日おきに3回くらい)。冬越しさせたハーブでは、そろそろ芽が動き出してきます。固形の化成肥料か液肥を与え、元気づけてやりましょう。

■来年も花をたくさん咲かせよう!!
ウメ、ツバキ、サザンカなどの花後の剪定

冬から、春早く咲いてくれた花木類は、花が終わったら剪定をして樹形を整えます。

<ウメ> 
花ウメは、葉芽のある枝は、芽を2、3芽残して枝を切り戻し、葉芽のない枝は、枝の基部を少し残して切り詰めます。実ウメの場合は、花後剪定はせず、そのまま伸ばします。

<ロウバイ> 
自然に樹形が整いますので、原則的に剪定は不要ですが、込みすぎた枝の間引きなどは、花後すぐに行ないます。あまり強い剪定を行なうと、逆に木が暴れて徒長枝を多く出すので注意しましょう。台芽は見つけ次第切り取ります。

<ツバキ・サザンカ> 
ツバキは花が終わった木から剪定をします。花が咲いた枝は、来年はよい花をつけませんから、枝の元の方に2葉くらい残して切り詰め、花が咲かなかった枝は来年花が咲きますので、大切にします。ただ、残す枝のバランスを見て、混みすぎるようなら、こうした枝も2、3芽残して切り詰めます。サザンカも同様におこないます。

<コブシ・モクレン類> 
モクレン類は自然樹形で育てる種類です。蕾は枝の先に出ますので、枝を切り詰めると花つきが悪くなる場合があります。込みすぎた枝の間引きは冬の間に、樹高を低くするときの幹の切り詰めは、春の彼岸前後が適期です。

<夏・秋咲き花木の剪定> 
サルスベリやザクロ、アベリア、キョウチクトウ、モクセイ類など夏・秋咲き花木類でまだ手を入れていないものは、芽が伸び出す前に剪定・刈り込みしましょう。


春まき草花の種子まきと春植え球根の植えつけ


ソメイヨシノが咲くと春のガーデニングシーンも真っ盛り。
草花類の種子まきや春植え球根の植付けの時期になりますので、種子や球根などは早めに手配しておきましょう。
種子まきの目安は低温で発芽するコスモスやアスター、ナスターチウムなどはソメイヨシノが散る頃、もう少し温度が必要なアゲラタムやジニア、ペチュニア類はヤエザクラが咲き始める頃、高温性のサルビアやマリーゴールド、ケイトウ類はヤエザクラが散る頃、アサガオやヒョウタンはさらに10日くらい遅くなります。
球根類では、ダリアやグラジオラス、ゼフィランサスなどは、遅霜の恐れがなくなったら植えつけられます。
アマリリスは少し遅く、ソメイヨシノが咲き出す頃、熱帯性のカンナやジンジャーはヤエザクラが咲き出す頃を目安にしましょう。春咲きのイエイオンのポット株は、鉢土を壊さないまま、庭の日当たりのよい場所に植え付ければ、手入れなしでそのまま何年も楽しめます。