2008年10月

花木 キンモクセイが咲くようになると、庭木の世界も秋冬の手入れになります。 花が終わった夏秋咲きの花木類や収穫の終わった果樹類、これから開花するサザンカなどにはすぐに効きだす緩効性肥料を、花芽のできている春咲きの花木には堆肥や油粕などの遅効性の肥料を施せばよいでしょう。
 また、今月の下旬は、生垣の止め刈りの時期です。ただ、サツキ・ツツジ類、ドウダンツツジ、サザンカ・ツバキなどでは、すでに花芽ができています。これから、強い刈り込みをすると、せっかくの花芽を切ることになってしまい、来年は花が少なくなってしまいます。ある程度、形の維持できている場合は、飛び出ている枝だけを切り取る程度にしておくと花が多く楽しめます。
鉢物 気温が下がり、日が短くなるにつれ、植物の生育も落ち着いてきて、土の乾きも遅くなります。それにあわせて、水やりも控えめにしてゆきます。“水を控えめ”というのは、水の量を少なくするのではなく、水やりの間隔を長くするのです。土の表面が白く乾いてきたときが、次の水やりのタイミングです。 先月(9月)に挿し芽をしたもので、根付いて新芽が動き出したものは、順次ポットにあげてゆきます
花壇 これからが、チューリップやクロッカスなど秋植え球根の植え付けの時期です。秋花壇がまだ盛りの場合は、ビニールポットなどに仮植えしておき、秋花壇が終わったら、パンジーやハボタンなど冬春花壇の草花と一緒に植えつければよいわけです。
菜園 夏の終わりから秋早めにまいた野菜類は生育が進み、ハクサイ、ダイコン、 レタスなどでは追肥や土寄せの時期です。また、気温が下がるにつれホウレンウ、チンゲンサイ、コマツナなどのまき時になります。生育がよい時期ですから、期間をずらして種子をまけば、順次収穫してゆくことができます。 タイム、オレガノ、ラベンダー、ミント類など耐寒性の強いハーブの植え付け、移植は今月中旬頃までにすませましょう


■観葉植物や熱帯花木、花鉢物の取り込み■   
 
夏の間、戸外で過ごさせた観葉植物や熱帯花木、寒さに弱い花鉢物は、そろ そろ室内に取り入れる準備をしましょう。  

<取り入れる前の準備>
・害虫の防除   
アブラムシやカイガラムシ、ナメクジなどを持ち込まないように、葉の裏や 株元、鉢の裏などをチェックしましょう。あらかじめ取り込む前に、スミチオ ンやオルトラン乳剤を散布して、退治しておくのもよいでしょう。 ・長く伸びた枝やツルを切り詰め、茂りすぎたところの枝は間引きます。
・ハイビスカスなど庭に植えて育てたものを、鉢に上げて冬越しさせる場合は、 掘り上げる1か月くらい前に、根鉢よりも1回り小さくスコップを入れて太根 を切り、細根を出させておく(この作業を根切りといいます)と、植え替えし やすくなります。
・植物の幹を布で、鉢の周囲をたわしなどで洗い、ごみや汚れを落としておき ます。

<取り入れる目安>
・最低温度が15℃くらいになったら取り入れる種類
 高温性のアローカシア、アカリファ、アンスリウム、カラテア、カリアンド ラ、クロトン、サンセベリア、セントポーリア、フィトニア、プルメリア、ポ インセチア、ユーチャリス(アマゾンリリー)など
・最低温度が10℃くらいになったら取り入れる種類  
中低温性のアジアンタム、アナナス類、カラジウム、ジャガランダ、ドラセ ナ、ハイビスカス、パキラ、フィロデンドロン、ブーゲンビレア、ペペロミア、 ポトスなど
・最低温度が6、7℃になったら取り入れる種類  
低温性のアスパラガス、アブチロン、インドゴムノキ、クワズイモ、クジャ クサボテン、クンシラン、ゲッカビジン、シェフレア、ヂュランタ、トケイソ ウ、トラデスカンチア、ランタナなど

<室内での管理の注意>  
日照を好むものは、窓際の明るいところに置き、日照に弱いものはレースの カーテン越しのところに置くなど、置き場に注意しましょう。10月中はまだ 光が強いので、室内の日当たりは温度が上がりすぎることがありますので、注 意が必要です。また、室内は戸外よりも空気が乾燥していますので、土の乾き 方をチェックするとともに、葉水などを与えるようにしましょう。