癒しのガーデニング



苔玉と一口に言っても色々なタイプがあり説明書きなどを読んでも少しずつ違います。実際に育ててみるとすぐに枯れてしまった。そんな苔玉造りに病まれた貴方もこれを読めば苔玉の基本はしっかりとマスターできます

苔の性質

苔には草花のように養分や水分を吸収し、苔葉に送る根が無く、茎葉から養分、水分を吸って生きています。葉や枝についた朝露や雨、空気中の水分を直接吸収して光合成をしています。
苔は意外と乾燥に強く、水切れの状態が続いても水分を与えれば元に戻ります。ただ、苔は日照不足。蒸れ、湿らせ過ぎ、乾かし過ぎを繰り返したり、強風に当たったりすると枯らしてしまう原因になるので注意しましょ

苔玉とは
苔玉とは 適度な大きさまで育った植物を用い山苔やケト土で覆い丸めて、その表面にハイゴケやシノブゴケを釣り糸などで球状に巻き付けたものを言います。
苔玉造りのポイント 苔玉造りで重要なポイントは、水苔やハイドロで育った植物は山苔や水苔で覆い、土で育った植物はケト土で覆うという事です。ここを間違えると1ヶ月も経たない内に枯れるか、傷みの激しいものになってしまいます。このポイントさえ間違わなければ、あとは最低限の管理で主役の植物(苔は別)は育ちます。あとは、置く条件に合わせ天然の苔で表面に目立たないよう糸で球状に巻きつけるだけです。
苔は何処で育つの? 表面を覆う苔は元来、気温5〜20℃くらいで風通しがよく日照が10〜30%の常に湿った水はけのよい場所でよく育ちます。お部屋で管理するときも当然ながら先述の諸条件が必要となります
ケト土を使う理由 鉢植えの根がパンパンに張っている状態のまま、鉢から引き抜いたものでしたら、ほとんど土は崩れないのですが、インスタントに造ろうとすると、土の塊はいともたやすく崩壊してしまうのです。この崩れにくい状態と同じにするために昔から盆栽に利用されている「ケト土」を使用します。ケト土とは、水辺の植物が 土に堆積されて炭化したもので粘稠度(ねんちゅうど - 粘りけ)が非常に高く、作ったものが崩壊しずらく、保水力に富んでいる用土です
適した植物 小さい山野草が最も適していますが、かなり多くの植物がうまく育ちます、敢えて言うと、根があまり太くなく、そして根が丈夫な植物が最適です。 逆に、乾燥を好んだり、根がとても空気を必要とする着生植物や、根が肥大する様な植物などはやや難しいです。
管理の方法 主役の植物が苔とよく似た環境(苔は何処で育つの?参照)下で育つものの場合は、半日陰の風通しのよい場所で、苔が乾ききらないように霧吹きで潅水し、偶にたっぷりと潅水して下さい。しかし、観葉植物のように明るく温暖な場所を好む植物の場合は、観葉を立てれば苔が立たず、苔を立てれば観葉立たずというように矛盾が生じますが、中間的な場所に置き苔と主役の状態を気にしながら潅水して下さい。
当然植物により変わりますが、明るいお部屋でしたら何処でも大丈夫です。苔玉の表面が乾ききる前に苔玉全体にお水をたっぷりとかけて下さい。霧吹きで噴霧してもよろしいです。5〜9月は週に2、3回水をあげる方がよいですが、お忙しい時はお皿に1cm程度水を入れておくと10日程度は大丈夫です。冬は温かい場所に置いて夏よりも渇き気味に育てて下さい。
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苔玉の作り方



和風にも洋風にもなる、小さなお庭のインテリアとして、心がなごむ「苔玉」の造り方、楽しみ方を勉強していきます。 あなたのお部屋に、自然を感じ、疲れた心をホッとさせてくれる小さなガーデンを造ってみませんか?
準備するモノ ・ケト土(けとつち)・・・ホームセンターにあります。湿地に生えるアシやヨシが長い間堆積してできた粘りのある土。保水力があります。
・苔・・・苔は様々な種類があります。ハイゴケ、シノブゴケが丈夫ですが自分の気に入ったものを使いましょう。
・植え込む植物・・・観葉植物や山野草など、自分の好きな植物を使いましょう。 
・赤玉土(小粒)
・山野草の土
・釣り糸または黒い化繊糸
土の準備 ベースとなるケト土は以下のような割合で混ぜてこねた上で使います。 ケト土:赤玉土:肥料=7:3
ケト土は自然の素材が由来の土。小さな枝やゴミがまざっていたら、この段階で取り除きましょう。水を少々加えながら、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねていきます。ビニール袋を使うと便利です。十分にこねたら、適量を手に取って丸めましょう。外側は苔で覆うため、完成する大きさよりひとまわり小さ目に丸めるのがコツです。また、必ずしも球形でなくても構いません。個性豊かな形にもチャレンジしてみましょう。
植物を植える こねた土で丸めた団子を作り、ポット苗の時はそのまま包み込みます。植物の根がはみ出した状態の時は用土を使いましょう。入れすぎるとケト土で包みますので玉が大きくなります、できあがりの苔玉の大きさを想定しながらやります。 次に意した植物の苗を植え込んでいきます。このとき、以下のポイントに注意しながら作業していきます。
●伸びすぎたり、傷んだりしている枝や葉をカットする
●多い葉は間引くように根元からカットする
●根についた土を大まかにほぐし、長いようであれば短くカットする
苗のカットが終わったら、根っこを広げながら、空気を入れないようにして形を整えます。 苔玉は目で見て楽しむもの。複数の苗を植え込む時はもちろん、単体で植える場合も全体のバランスを考えて配置するようにしましょう。正面から見た場合に、最も美しく見えるように工夫して下さい。全体の形をここで修正しておきましょう。
苔を張り、糸で固定する 苗を植え込んだあとは、ケト土が見えないように苔を貼っていきます。同じ種類のものが手に入らなければ、異なる種類のものでも良いでしょう。遊び心のある趣のものができあがりますよ。土が隠れるように貼っても、苔はすぐにずれてはがれてしまいます。ここを糸で固定します。巻き方は自由ですが、まず自分の親指に糸の端を巻き続いて苔玉の方に巻いていきます、最初はタスキがけの要領で玉全体をX字を描くように、その後だんだんとずらして全体を固定していきます。部分的に偏りができないよう、いろんな向きでまんべんなく糸を巻いていって下さい・・・
受皿で飾る 巻きが終わった苔玉は、飾ってこそ完成です。
好みのお皿を用意して苔玉を置きましょう。苔玉は生きています。お皿には水を切らさないようにし、毎日霧吹きで水を吹きかけて全体がしっとりとした状態を保つように世話をしてあげて下さい。